
とうもろこしの飼料で
育てるまで
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播種(はしゅ)
子実(しじつ)だけを収穫・利用するとうもろこしを「子実とうもろこし」といいます。「子実とうもろこし」は地中深くまで根を張るため土壌改善につながり、輪作作物の品質・収量を上げることが期待されます。宮城での播種[※]は4〜5月。獣害や病気を防ぐ薬でコーティングした実を、播種機でほ場に植えていきます。[※播種:種まきのこと]
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収穫
「子実とうもろこし」を収穫するのは、子実が完熟して水分量が下がる9月頃。ほとんどのほ場では、大型機械を用いて一気に収穫・残渣(ざんさ)処理・すき込み作業を行います。その後、カビ毒の検査など必要な工程を経て、品質の劣化を防ぐためにしっかりと乾燥させて貯蔵します。収穫・貯蔵した子実は1年間かけて少しずつ出荷されていきます。
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飼料
破砕した「子実とうもろこし」を飼料に混ぜ、仙台牛に与えます。宮城の耕種農家[※]が栽培した「子実とうもろこし」を畜産農家に供給し、仙台牛に餌として与え、その牛の堆肥を耕作農家に供給するというサイクルは、まさにサステナブル。宮城生まれ宮城育ちの仙台牛を、ぜひ食卓でお楽しみください。[※耕種農家:米や野菜を栽培する農家のこと]
飼料自給率をあげることで、
より良い未来へ
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飼料自給率(全体)目標
国産飼料による和牛の
価値創造と食の安全確保26 %2020年
34 %(目標値)2030年
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食料国産率の向上 目標
※カロリーベース国産飼料の活用でお肉の品質を向上
持続可能な供給を実現47 %2020年
79 %(目標値)2030年
