仙台牛

仙台牛を語る者たち

第57回仙台牛枝肉共進会
第1部黒毛和種去勢の部 チャンピオン 金野康さん

金野康さん
穏やかさと力強さを兼ね備えたところに見据える先がある

2017年11月、仙台市中央卸売市場で行われた農林水産祭参加第57回仙台牛枝肉共進会で第1部黒毛和種去勢の部 チャンピオンを受賞された生産者を紹介します。

仙台牛を後継者たちのために

「生き物は土地まで食う」これは金野さんが先代から言われたという言葉。乳牛と米を主に作っていた先代からはこのように反対されたという。21歳の金野さんはそれでもと想いを貫き、今の頭数にまで至ったという。そこにはどんな想いがあったのか、話を伺い進めると強い想いがあった。

2人の息子さんと夫婦で4人で肥育は83頭、繁殖は60頭と規模も大きくなった。オイルショックやBSE、つらい時期も時にはあった。
2017年9月、全国和牛能力共進会 宮城大会では初めての出品。「和牛のオリンピック」と呼ばれる同大会、その大舞台に自分の育てた牛を出品するのが夢だったと感慨深く語る。

後に続く後継者たちのために、相場に左右されない銘柄として「仙台牛」という安定したブランド牛を育ててゆくことが使命だという金野さん。後継者が増え、安心して生活ができる、次世代への期待と責務が根底にあった。今回チャンピオンとなった菊栄3号は自家産。実績のある血統母体ではなかったため、受賞は予想外であったという。

飼料は3種の配合飼料。添加剤などを使用しない安全で安心な肉を提供したいと語る金野さんの優しい目には強い意志が感じられた。

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