牛のと畜検査
- 生体検査
- 牛が生きている状態で、検査員(獣医師)が外観や歩き方などに異常がないかどうか健康状態を検査します。
- 頭部検査
- 検査員(獣医師)が頭部に病変がないか、頭部の筋肉、リンパ節、扁桃、舌などを検査します。
- 内蔵検査
- 検査員(獣医師)が、心臓、肺、肝臓、胃腸などの臓器とリンパ節の病変の有無を検査します。
- 枝肉検査
- 内臓を取り出した個体(枝肉)に腫れや外傷などがないか検査します。
- BSE検査
- 平成13年10月から全ての牛を対象にBSE検査を行ってきましたが、平成29年4月1日より「24か月齢以上で神経症状を有する牛」を対象として検査を行っています。
- 放射性物質検査
- 宮城県からの委託により厳しい管理の下に放射性物質のモニタリング検査を行っています。
安心の宮城県産牛
放射能検査結果通知までの手順
- 仙台中央食肉卸売市場(株)-お客様が安心できる宮城県産牛をお届けするため、宮城県からの委託により厳しい管理の下に放射性物質のモニタリング検査を行っています。
(1)枝肉から肉の検体を採取
(2)カットした検体を検査容器に充填
(3)NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータで検査
(4)サンプルチェンジャに検査容器をセット
(5)放射性セシウムを検査、モニタリング
牛肉トレーサビリティー法
「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」の通称で、牛海綿状脳症(BSE)の 広がるのを防ぎ、消費者に安全な牛肉を提供するための法律です。国内で生まれたすべての牛に識別番号を付け、生年月日・性別・飼育者・飼育地などの情報を生産・流通・消費の各段階で記録・管理することが義務づけられています。個体識別番号は公開されており、インターネットを通じて情報を閲覧できます。
牛の個体識別情報検索サービストレーサビリティーとは
トレーサビリティーは、追跡可能性と訳されます。
原材料の出所や製造元・販売先などの記録により、食品の情報を把握できるようにする仕組みです。
トレーサビリティーのねらい
問題が生じた際の原因究明や食品の追跡・回収
食卓から農場までの流通経路を明らかにすることで、食品の安全性や品質・表示に対する信頼を確保します。